大宮図書館 第12回企画展「偉大な先輩―啄木に想いを馳せた民子―」を開催しました

このページは、2022年1月7日(金曜)から2022年3月4日(金曜)まで大宮図書館で開催された企画展「偉大な先輩ー啄木に想いを馳せた民子ー」の記録です。

日時 2022年1月7日(金曜)から2022年3月4日(金曜)
場所 大宮図書館 3階 文学資料コーナー
内容 第12回企画展「偉大な先輩ー啄木に想いを馳せた民子ー」を開催します。大宮ゆかりの歌人・大西民子が歌を詠むようになったのは同郷の歌人・石川啄木がきっかけでした。啄木の生涯や歌とともに、啄木に影響を受けた民子の歌を紹介します。
種別 内 容 所蔵者
1 自筆原稿 「歌ひとすじ」  
2 写真 「盛岡天満宮の啄木歌碑」 石川啄木記念館
3 写真 「盛岡高等女学校時代の民子」  
4 自筆原稿 「挽歌を作りつづけた三十年」  
5 自筆原稿 「はたらけど はたらけど猶わが生活楽にならざり ぢつと手を見る」
 石川啄木 作 大西民子 筆
 
6 自筆原稿 「こころよく 我にはたらく仕事あれ それを仕遂げて死なぬと思ふ」
 石川啄木 作 大西民子 筆
 
7 自筆原稿 「性別にて差をつけし辞職の勧告には屈し給ふなと励して別る」  
8 自筆原稿 「たれも同じ不安を持ちて働くと階段を書庫へくだるとき思ふ」  
9 自筆原稿 「頬につたふ なみだのごはず 一握の砂を示しし人を忘れず」
 石川啄木 作 大西民子 筆
 
10 自筆原稿 「いのちなき砂のかなしさよ さらさらと 握れば指のあひだより落つ」
 石川啄木 作 大西民子 筆
 
11 自筆原稿 「ゆゑもなく海が見たくて 海に来ぬ こころ傷みてたへがたき日に」
 石川啄木 作 大西民子 筆
 
12 自筆原稿 「北の涯の海のひびきのなつかしく失ひし夢また復るなし」  
13 自筆原稿 「沖をゆく船のあかりに執しゐしひととき過ぎて還るさみしさ」  
14 書籍 『風水』大西民子 著 1986年8月刊行・初版 沖積舎
 掲載歌「うるほひて固まる砂と思ふまで鎮まりてありこよひのわれは」
 
15 自筆原稿 「石をもて追はるるごとく ふるさとを出でしかなしみ 消ゆる時なし」
 石川啄木 作 大西民子 筆
 
16 (写真)書籍 『一握の砂』石川啄木 著 1910(明治43)年12月刊行・初版 東雲堂書店  石川啄木記念館
17 書籍 復刻版『一握の砂』
名著復刻全集編集委員会 編 1980(昭和55)年12月 日本近代文学館
 
18 書籍  『私の短歌入門』山本友一 編 1977年7月刊行・初版 有斐閣
 掲載文「生活の核として「私の短歌入門」より」
 
19 自筆原稿 「神無月 岩手の山の 初雪の眉にせまりし朝を思ひぬ」
 石川啄木 作 大西民子 筆
 
20 書籍 『無数の耳』大西民子 著 1966年7月刊行・初版 短歌研究社
 掲載歌「地に届くばかりの氷柱冴ゆるといふ帰り住めとは言ひ来ずなりぬ」
 
21 自筆原稿 『野分の章』大西民子 著 1979年11月刊行・初版 牧羊者
 掲載歌「父母の墓さへあらぬふるさとの馬の祭りをテレビは見しむ」
 
22 日記 受験の時の日記 1940(昭和15)年12月26日~1941(昭和16)年1月15日  
右の所蔵者に欄に記載がないものは、大宮図書館所蔵です