大宮図書館 第13回企画展「民子、春を詠むー花のにおい、風のささやきー」を開催しています

このページは、2022年3月7日(月曜)から2022年5月4日(水曜)まで大宮図書館で開催中の企画展「民子、春を詠むー花のにおい、風のささやきー」の記録です。

日時 2022年3月7日(木曜)から2022年5月4日(水曜)
場所 大宮図書館 3階 文学資料コーナー
内容 第13回企画展「民子、春を詠むー花のにおい、風のささやきー」を開催します。大宮ゆかりの歌人・大西民子は雪国の盛岡で生まれ育ったこともあり、「春」は待ち遠しい特別な季節でした。今回の展示では、民子が詠んだ「春」の歌をご紹介します。
種別 内 容
1 自筆歌集 『はるのワルツ』(大西民子手作り歌集)より
 掲載歌「山焼くと寧楽の町人集まりてもの言ひかはす浅春のかげ」
2 自筆歌集(写真) 『はるのワルツ』(大西民子手作り歌集)より
掲載歌「春山のなだりはまろし若鹿の追はれて下るかげとひかりと」
3 書籍 『光たばねて』大西民子 著 1998年3月刊行・初版・短歌新聞社
掲載歌「女子大はひつそり今も在りしとぞ若草山を燃やす日に行けば」
4 自筆原稿 「遠足の歌」
5 自筆歌集 『夕ぐれの歌』(大西民子手作り歌集)より
掲載歌「ふるさとゆ遠き寮舎に桃花活けてひいなをまつる十九の春や」
6 自筆歌集(写真) 『びわの花』(大西民子手作り歌集)より
掲載歌「あはれかの奈良のそのゝぢんちやうの花こそ泣かまほしけれ」
7 自筆歌集(写真) 『わかなつむ歌』(大西民子手作り歌集)より
掲載歌「逢ふこゝろこむすめのごとはずませて人迎へに急ぐ野路の春風」
8 自筆歌集 『回顧一年』(大西民子手作り歌集)より
掲載歌「をとめの日の夢は破れて春の夜の月仰ぎつゝ君にそひて帰りぬ」
9 自筆歌集(写真) 『回顧一年』(大西民子手作り歌集)より
掲載歌「春の夜の更けて明るき灯の下に笑みつゝぞ吾ら論じつきなく」
10 自筆歌集(写真) 『回顧一年』(大西民子手作り歌集)より
掲載歌「悔多き一年のたつきふみこえて相寄る春の待ち遠きかも」
11 自筆短冊 「陶の鈴振りて呼び戻す何あらむ夜に入りて降る立春の雨」
12 自筆原稿 「はこべらの萌ゆる日なたに集まりてついばむ鳥はいづこより来る」
13 自筆原稿 「旧道のほとりは莠芽ぐみたり橋渡り来る足白き犬」
14 書籍 『風水』大西民子 著 1986年8月刊行・初版 沖積舎
 掲載歌「妹の逝きて八年坐らなくなりたる雛は立てかけて置く」
15 自筆短冊 「東京は春一番が吹けりとぞ北に十里のここはしづけき」
16 自筆色紙 「あたたかき雨となりたりふるさとの桑の若葉もほぐれむころか」
17 人形 民子所有のちりめん雛
18 自筆原稿 「雛のうた」
資料はすべて大宮図書館所蔵です