大宮図書館で第5回企画展「民子の日常」を開催しました

このページは、2020年9月7日(月曜)から2020年11月6日(金曜)まで大宮図書館で開催された企画展「民子の日常」の記録です。

日時 9月7日(月曜)から11月6日(金曜)
場所 大宮図書館 3階 文学資料コーナー
内容 文学資料コーナーでは、大西民子さんが日々の生活を詠んだ歌の原稿や、歌にまつわる愛用品を展示しました。
  展示内容
1 原稿「餅草も 摘みて待つとふ 母の手紙 給料日すぎて 帰らむと思ふ」
2 原稿「純白の 大根をきざみ まみどりの 葉を刻み休みの 日をわが遊ぶ」
3 原稿「あたためし ミルクがあまし いづくにか 最後の朝餉 食む人もゐむ」
4 原稿「針柚子を 椀に浮かして なす夕餉 何を食べても ひもじきわれか」
5 民子がつけていた家計簿
6 民子が使用していたと思われる裁縫箱
7 原稿「春めきて ゆく朝々に 着惑ひて 変わりばえせぬ 服ばかり持つ」
8 原稿「もの縫ひて 二階にあれば さまざまの 地上の音の われに集まる 」
9 原稿「洋裁のこと」
10 原稿「すぐ乾く ブラウスと知る やさしさに 泡だてて揉む 胸の部分を」
11 色紙「帰らむと いふをふたたび 坐らしむ 容易にやまぬ 雨と知りつつ」
12 原稿「帰り来て もの言ふとせぬ われを措き 光るまでタイルを 磨く妹」
13 原稿「ビニールの 袋をたたみて かさねつつ 次第にやさしき 曇り帯びゆく」
14 原稿「歌人日乗」
15 レコード「ショパン 夜想曲全集」1、2