【大宮図書館】14回企画展示「埼玉の歌人たちー短歌への八つの想いー」

このページは、2022年7月7日(木曜)から2022年9月4日(日曜)まで大宮図書館で開催中の第14回企画展「埼玉の歌人たち―短歌への八つの想い―」の記録です。

日時 2022年7月7日(木曜)から2022年9月4日(日曜)
場所 大宮図書館 3階 文学資料コーナー
内容 第14回企画展「埼玉の歌人たち―短歌への八つの想い―」を開催します。県内に在住する八人の歌人が詠んだ自筆の色紙や原稿などを展示します。
種別 内 容
1 自筆色紙  「風の音ふいにとだえて楽章と楽章の間のごとき寂けさ」 杜澤光一郎 筆 田中愛子氏所蔵 
2 自筆色紙  「しゆわしゆわと馬が尾を振るうまとして在る寂しさに耐ふる如くに」 杜澤光一郎 筆 田中愛子氏所蔵
3 書籍(歌集) 『黙唱(短歌新聞社文庫)』 杜澤光一郎 著 2005年刊行・初版 短歌新聞社  田中愛子氏所蔵
4 自筆短冊  「山羊座にて幸よぶはみどりとぞ蓬摘みゆく牧神の野辺」 関根榮子 筆 関根榮子氏所蔵
5 書籍(歌集)  『牧神の野辺』 関根榮子 著 1995年刊行・初版 短歌新聞社 関根榮子氏所蔵
6 自筆色紙  「遠き日の臨死に見しごと尾根道に白山桜散り狂いおり」 関根榮子 筆 関根榮子氏所蔵
7 書籍(歌集)  『虹の時間』 関根榮子 著 1999年刊行・初版 短歌新聞社 関根榮子氏所蔵
8 自筆色紙  「あさぞらをゆく鷺一つ有明の月の白さに透けつつならぶ」 御供平佶 筆  御供平佶氏所蔵
9 書籍(歌集)  『傘』 御供平佶 著 2020年刊行・初版 ながらみ書房 御供平佶氏所蔵
10 自筆原稿  「越谷」 御供平佶 筆 御供平佶氏所蔵
11 自筆原稿  「白鳥の川 深谷・本田河原」 荻本清子 筆  荻本清子氏所蔵
12 書籍(歌集)   『夕宴』 荻本清子 著 2014年刊行・初版 ながらみ書房  荻本清子氏所蔵
13 自筆色紙  「古代より寄せ返す波大海に帰りゆくひとつ歌のこころは」 荻本清子 筆  荻本清子氏所蔵 
14 書籍(歌集)  『銀河街道』 荻本清子 著 2006年刊行・初版 角川書店  荻本清子氏所蔵
15 自筆短冊  「はきよする木の葉こもれ陽蝉の殻われのぬけがらまじりてゐずや」 中西洋子 筆  中西洋子氏所蔵
16 自筆短冊 「みなづきの茂りにしげる草の庭流されびととなりて、こもれる」 中西洋子 筆 中西洋子氏所蔵
17 自筆色紙  「いくさ世、疫病世はた天災世たえぬあめつちわれら生きつぐ」 中西洋子 筆 中西洋子氏所蔵
18 書籍(歌集)  『渚の書』 中西洋子 著 2012年刊行・初版 角川書店 中西洋子氏所蔵
19 自筆原稿  金子正男自筆原稿 金子正男氏所蔵
20 書籍(歌集) 『傘杉峠』 金子正男 著 2012年刊行・初版 角川書店 金子正男氏所蔵
21 自筆色紙  「咳きこみのいまだ止まぬ身励まして登らんとすも木々芽吹く山」 金子正男 筆 金子正男氏所蔵
22 自筆色紙  「逆光のしだれざくらは柔らかき雪崩となりて人を隠せり」 さいとうなおこ 筆 さいとうなおこ氏所蔵
23 自筆原稿  「『逆光』より」 さいとうなおこ 筆 さいとうなおこ氏所蔵
24 書籍(歌集)  『逆光』 さいとうなおこ 著 2008年刊行・初版 北冬舎 さいとうなおこ氏所蔵
25 自筆色紙  「咲き初めてこまかき影を散らす萩黙してひとひ秋風とゐる」 平林静代 筆 平林静代氏所蔵
26 自筆色紙  「ふるさとの井戸の底ひに沈んでる青いガラスの空がいちまい」 平林静代 筆 平林静代氏所蔵
27 自筆短冊  「逢はずとも深くこころに在るひとよひとひら赤きゆふぐれの雲」 平林静代 筆 平林静代氏所蔵
28 書籍(歌集)  『点の記』 平林静代 著 2017年刊行・初版 かりん叢書 平林静代氏所蔵
29 機関誌  「埼玉縣歌人會會報」No.1 1955年4月10日発行 (大西民子所蔵) 当館蔵
30 機関誌  「埼玉歌人」No.38 1989年7月1日発行 (大西民子所蔵) 当館蔵

参考文献 『現代短歌大事典』篠弘ほか/監修 三省堂 2000年
     『改訂版 埼玉短歌事典』埼玉県歌人会/編集 埼玉短歌事典刊行委員会事務局 2017年