大宮図書館で第9回企画展「歩き続けた日 ―民子と戦争―」を開催しました

このページは、2021年7月7日(水曜)から2021年9月4日(土曜)まで大宮図書館で開催された企画展「歩き続けた日 ―民子と戦争―」の記録です。

日時 2021年7月7日(水曜)から2021年9月4日(土曜)
場所 大宮図書館 3階 文学資料コーナー
内容 文学資料コーナーでは、大宮ゆかりの歌人・大西民子が戦争について詠んだ歌の自筆資料等の展示をしました。
  展示 内容
1 文集 「思ひ出のまゝ」 1938(昭和13)年
2 日記 受験の頃の日記 1940(昭和15)年12月26日~1941(昭和16)年1月15日
3 手作り歌集 大西民子手作り歌集『夕ぐれの歌』 奈良女子高等師範学校時代
掲載歌「かの時はもだえ泣きにけれど君もまた 旗をかゝげて勇み征く男の子なりしか」
4 手作り歌集 大西民子手作り歌集『はつあきの歌』 1943(昭和18)年
掲載歌「君が征きけながくなりて帰ります 日もなしといふいやはてに哭く」
5 教科書 『國語の道-言葉・國語・語法-』 
奈良女子高等師範学校教授 木枝増一/著 1942(昭和17)年刊行
6 自筆原稿 「秋篠の人」
7 自筆色紙 「降りやまぬ雨の奥よりよみがへり 挙手の礼などなすにあらずや」
8 自筆原稿 「私のランプ」
9 自筆原稿 「大洋丸」
10 手紙 母・カネ宛ての手紙 1945(昭和20)年頃 
11 書籍 遺稿集『光たばねて―大西民子歌集―』 1998(平成10)年刊行 短歌新聞社 
掲載歌「焼け跡に水道栓はしぶきゐつ 艦砲射撃のかの日のごとく」
12 原稿 「遠き夜の記憶のなかに立ちそそる 照明弾の下の樫の木」
13 書籍 遺稿集『光たばねて―大西民子歌集―』 1998(平成10)年刊行 短歌新聞社
掲載歌「女子のみの生徒を持ちて一人だに 戦にやらぬ幸ひありき」
14 自筆原稿 「クリークに落ちてかへらぬ兵ありき 同級の一人なれば忘れず」
15 自筆原稿 「思はざる会話聞こえて二人とも ガダルカナルの生き残りとぞ」
16 自筆原稿 「はやぶさと呼ぶ戦闘機ありにしが かげろふを追ふごときはろけさ」