大宮図書館で第11回企画展「あこがれはピアニスト―民子と音楽―」を開催しました

このページは、2021年11月11日(木曜)から2022年1月4日(火曜)まで大宮図書館で開催された企画展「あこがれはピアニスト―民子と音楽―」の記録です。

日時 2021年11月11日(木曜)から2022年1月4日(火曜)
場所 大宮図書館 3階 文学資料コーナー
内容 文学資料コーナーでは、学生時代にプロのピアニストに憧れていた大西民子の愛用していたピアノや、所蔵していたレコードや楽譜のほか、音楽について歌い、語った民子の自筆資料を展示しました。
種別 内 容 所蔵者
1 自筆原稿 「ピアノ弾きて一生を清く送らむと少女のわれを占めてゐし夢」  
2 自筆原稿 「ピアニストたらむとしたる日も遠く今荒れし手を見つつ歎かふ」  
3 雑誌 「短歌現代」昭和62年9月号 短歌新聞社
 掲載文“短歌、そして自分史 最期の言葉”
国立国会図書館
4 雑誌(写真) 「ショパン=Chopin magazine」1987年7月号 株式会社ハンナ
 掲載文“大西民子―私とピアノ”
 
5 手作り歌集 大西民子手作り歌集『春愁の曲 歌の集』 奈良女子高等師範学校時代
掲載歌「わがぴあのは拙なくあれど世に堪ふるいのち一途の悲願に似たり」
 
6 自筆原稿 「弾き手と聴き手」  
7 レコード 「ショパン・ワルツ集」  ピアノ:アルフレッド・コルトー 東芝EMI株式会社  
8 レコード 「ポリーニ、ショパン練習曲集作品10作品25」
ピアノ:マウリツィオ・ポリーニ グラモフォンレコード 1975年
 
9 自筆原稿 「傘二つひろげて待てば妹はピアノに鍵をかけて出で来ぬ」  
10 書籍 『無数の耳』 1966年7月刊行・初版 短歌研究社
掲載歌「妹に弾かせむワルツ選びをりわかち得る幸なほある如く」
 
11 書籍 『風水』 1986年8月刊行・初版 沖積舎
 掲載歌「ひさびさにピアノ弾かむに今朝のみし薬の匂ひ指に残れる」
 
12 書籍 『ピアノ名曲の話』 門馬直衛著 新興音楽出版社 1941年  
13 自筆原稿 「二人だけの言葉をピアノと交はすやうに調律師はをり二時間ほどを」  
14 ピアノ 民子が所有していたアップライトピアノ  YAMAHA製  
15 雑誌 「短歌」昭和47年4月号 角川書店
 掲載文“わが家のシレーヌ”
 
16 自筆原稿 「ひきぞめはショパンと決めてマズルカのスタッカートを口吟さみ見つ」  
17 書籍 『印度の果実』 1986年6月刊行・初版 短歌研究社
 掲載歌「全開の音量といふも知らぬまま雨の夜更けに聴くモーツァルト」
 
18 自筆原稿 「煽られし楽譜を拾ふ時の間にドビュッシイもわれは逃がしてしまふ」  
19 自筆原稿 「ノクターン9の2」  
20 レコード 「中村紘子/リスト名曲集 ためいき」 ピアノ:中村紘子 株式会社CBSソニー  
右の所蔵者に欄に記載がないものは、大宮図書館所蔵です