大宮図書館 第16回企画展「うたをゆたかにするもの―民子の愛した絵の世界ー

このページは、2022年11月10日(木曜)から2023年1月4日(水曜)まで大宮図書館で開催中の第16回企画展「うたをゆたかにするもの-民子の愛した絵の世界-」の記録です。

日時 2022年11月10日(木曜)から2023年1月4日(水曜)まで
場所 大宮図書館 3階 文学資料コーナー
内容 第16回企画展「うたをゆたかにするもの-民子の愛した絵の世界-」を開催します。大宮ゆかりの歌人・大西民子の「絵」について詠んだ歌の自筆資料や所有品を展示しています。
 
種別 内 容
1 自筆原稿  「生活の核として」 
2 書籍  『私の短歌入門』 山本友一 編 1977年刊行・初版 有斐閣
3 自筆原稿  「穂草そよぐ道のかたへに少女ひとり画架たてて白きホテルを描く」
4 自筆原稿  「(もや)厚き()となりゐたり朱筆(しゅふで)を洗ひたる水捨てに出づれば」
5 書籍  『野分の章』 大西民子 著 1979年刊行・初版 牧羊社
  掲載歌「原色のままの黄いろを画布(がふ)にのせ向日葵(ひまわり)を描かむ夏は来向ふ」
6 自筆原稿  「自画像の頬をこの()もそぎゐつつ極道(ごくどう)と呼ぶ生き方に似む」
7 ノートほか   民子の描いたイラストたち
8 書籍  『少女の友』 実業之日本社 編 2009年刊行・初版 実業之日本社
9 書籍  『日本の童画』6巻 高畠華宵(たかばたけかしょう)/蕗谷(ふきや)(こう)()/中原淳一(なかはらじゅんいち) 1981年刊行・初版 第一法規出版
10 自筆原稿  『時代の子―岡鹿之助(おかしかのすけ)展』
11 雑誌  『芸術新潮』新潮社
12 書籍  『風景との対話』東山魁夷(ひがしやまかいい) 著 1967刊行 4刷  新潮社
13 自筆原稿  「(かげ)ばかり見る如き日の続くなり壁の絵をドガの踊り子に替ふ」
14 自筆原稿  「涙()くばかりに(かげ)るゆふべあり壁に貼りおくルオーのピエロ」
15 自筆原稿  「ふり向けばいつの間に来て草むらに音もなくゐるシャガールの牛」
16 自筆色紙  「惑はしの言葉のごとく大津絵にほつつり赤し椿の花は」
17 自筆原稿  「見えぬ敵とはりあへるごとき日のゆふべ展覧会の切符来てゐる」
18 自筆原稿  「死にたるはいつまでも若くキャンバスをかかへて来るに幾たびか会ふ」
19 書籍  『風の曼荼羅』大西民子 著 1991年刊行・初版 短歌研究社
 掲載歌「混み合へる待合室の片隅に繃帯(ほうたい)を巻けるゴッホもゐたり」
20 書籍  『光たばねて』 大西民子 著 1998年刊行・初版 短歌新聞社
 掲載歌「ローランサン見む約束に木枯らしのなかを行くらむ特急「あずさ」」
21 版画  「弁財天」笹島(ささじま)喜平(きへい) 
資料はすべて大宮図書館所蔵です。
 
 参考文献 『シャガール(原色版美術ライブラリー 25)』シャガール/画 みすず書房 1956年
      『私の短歌入門』山本友一/編 有斐閣 1977年
      『大西民子集―現代短歌入門(自解100歌選)』大西民子/著 牧羊社 1986年
      『ローランサンとモディリアーニ(おはなし名画シリーズ)』ローランサンほか/画 博雅堂出版 1992年
      『青みさす雪のあけぼの―大西民子の歌と人生―』原山喜友/編 さきたま出版会 1995年
      『まぼろしは見えなかった―大西民子随筆集―』さいたま市立大宮図書館/編 さいたま市教育委員会 2007年
      「笹島喜平館 ホームページ」http://www.mashiko-museum.jp/exhibitions/sasajima/index.html
      「大本山 圓満院 大津絵美術館 ホームページ」http://enman-inn.com/about/museum/