Train Library No.16
あなたはもう読んだ?~オススメ鉄道本~
通勤電車のはなし―東京・大阪、快適通勤のためにー佐藤信之/著 中央公論新社 2017年
首都圏の通勤ラッシュは「痛勤」という言葉で表現されるほど過酷なものです。この時間を有意義に利用できれば年間7兆円もの価値が生まれるという話さえあります。 本書は、どうすれば満員電車で快適に過ごすことが出来るか、東京と大阪を題材にさまざまな角度から課題を浮かび上がらせ、その対策と改善について説明しています。毎日の通勤が楽になるといいですよね。
京浜東北線<東京〜大宮> 埼京線<赤羽〜大宮>街と鉄道の歴史探訪 生田誠/著 フォト・パブリッシング 2017年
「なぜ大宮は鉄道の街になったのか?」「さいたま新都心駅誕生までの歩み」「埼京線開通前の武蔵浦和駅周辺の姿は?」等々、京浜東北線(東京~大宮)、埼京線(赤羽~大宮)2路線32駅の歴史を、当時の写真や古地図とともに細かく解説します。そこには、鉄道の開発に伴い急速に変化する街並みがありました。 日々の生活で馴染みある鉄道風景の中に、悠久の歴史と懐かしいあの頃がよみがえる1冊です。
『地図にない駅』 牛山隆信/監修 宝島社 2017年
日本全国には1万を超える数の駅がありますが、正式な駅のほかに「駅のようで駅でない」不可思議な施設があることをご存じでしょうか。「信号場」「臨時駅」「仮乗降場」といった非正規の乗降施設のことで、タイトルの「地図にない駅」とはこれらを指しています。テレビで取り上げられるなど秘境駅がブームになっている昨今ですが、さらに一歩進んだ、秘境駅を超える秘境駅「地図にない駅」にも注目です。