Train Library No.02

Train Library No.02表紙

あなたはもう読んだ?~オススメ鉄道本~

『東京メトロのひみつ』 PHP研究所/編 PHP研究所 2011年

 銀座線・丸ノ内線・日比谷線・東西線・千代田線・有楽町線・半蔵門線・南北線・副都心線の9路線を、正式名称「東京地下鉄」、愛称を『東京メトロ』という。この「メトロ」という言葉が、世界各地(英国や米国を除く)で「地下鉄」の意味として用いられている事はご存知だろうか。戦前に開業した銀座線から最新の副都心線まで、車両・働く人達・路線・駅・歴史・トリビアの6章構成で、日ごろから気になっている謎や疑問に徹底的にせまる。

『鉄道を愉しむ鈍行の旅 「青春18きっぷ」手づくり旅行』 所澤 秀樹/著 ベストセラーズ 2010年

「青春18きっぷ」とは、JR線「普通列車」の自由席が一日乗り放題という大サービスで大盤振る舞いされる期間限定きっぷである。学生の長期休暇に合わせて発売されることから学生が使うものというイメージだが、年齢制限はない。そこで近年は、第二の人生を謳歌するシニア世代の旅行にも大いに活用されている。本書では、そんな「青春18きっぷ」のモトをとるための活用法、そして鈍行旅行の楽しみとコツを余すところなく紹介している。

『巨大地震と高速鉄道 新潟県中越地震をふりかえって』 仁杉 巖/監修 山海堂 2006年

今年は新潟県中越地震発生からちょうど10年の年です。新潟県を中心に甚大な被害をもたらしたこの地震で、当時大きく報道されたニュースの一つとして、上越新幹線「とき325号」の脱線事故がありました。本書は、新幹線を中心とした鉄道の被害状況や復旧までの過程、今後の対策について書かれています。いつ起こるか分からない巨大地震にどう立ち向かっていくのか、これは終わりのない課題であり、私達にとっても他人事ではありません。

『鉄道員に魅せられて SLからリニアを夢見て』 粕渕 輝雄/著 ニシダ印刷製本 2010年

昭和37年に国鉄に就職し、約半世紀にわたって鉄道と共に生きてきた著者が、実際に勤務した経験を踏まえて、鉄道を内側から語ります。駅員、運転士、車掌、保線など鉄道員の実際の仕事を現場の生の声を交えて紹介。実際に起こった様々なエピソード、鉄道員100人へのアンケート等を通して、辛いこともあるが、やりがいや魅力にあふれた鉄道員の仕事が見えてきます。鉄道の仕事に少しでも興味のある方はぜひご一読を。

新着資料案内

平成25年12月から平成26年1月の間に鉄道コーナー(大宮西部図書館)で受け入れた資料の一部を紹介します

編集後記

12月の創刊号から早々に2号を出すことができました。次号は6月、年間3回の発行を予定しております。