Train Library No.01
あなたはもう読んだ?~オススメ鉄道本~
『鉄道楽しすぎる大雑学』 慶應義塾大学鉄道研究会/著 河出書房新社 2011年
鉄道のマニアやファンならずとも、たちまち興奮間違いなしの、路線や駅等にまつわるネタがぎっしり!思わず人に自慢したり、話したくなる情報が満載の本。たとえば、『エッ、290円で新幹線に乗れる』・『旅の疲れを癒やす温泉併設駅は何処』・『日本で一番長い駅名は、短い駅名は』・『日本一標高の高い所にある駅は』・『日本で最初の「地下鉄」は何処』等々誰もが楽しめて、役に立つ鉄道雑学の決定版。いつ読む?『今でしょ』
『十津川警部とたどる寝台特急の旅』 西村 京太郎/著 角川学芸出版 2013年
ミステリー作家の西村京太郎が自著の創作秘話を取材旅行での失敗談、笑い話を交えて紹介。寝台特急や特急列車の鉄道トリックの発想法や地元の人から得た貴重な体験談、はては駅グルメ情報や車窓からの風景や内装についてまで語りだし、飛行機は嫌い、旅は鉄道に限ると豪語する。鉄道旅行をこよなく愛する著者ならではの鉄道の魅力が本書にはつまっています。トラベル・ミステリー・十津川警部シリーズの愛読者ならば一読の価値あり。
『難読・誤読駅名の事典』 浅井 建爾/著 東京堂出版 2013年
「越生」、「男衾」、「波久礼」、これらは何と読むか分かりますか?どれも埼玉県内にある鉄道の駅の名前です。この本は、全国にある難しい読み方をする駅や、うっかり読み間違えてしまいそうな駅を紹介しています。単なる駅名の紹介だけでなく、駅名がついた由来も学べる一石二鳥の本です。由来を知れば、難しい読み方でもすぐに覚えることができます。鉄道を利用する際は、車窓の景色だけでなく、駅名にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
『鉄道きっぷ大図鑑』 鉄道きっぷ研究会/編 双葉社 2008年
乗車券として国内鉄道開業時から使用され、100年以上にわたって鉄道を支えてきたきっぷ。その姿は時代や場所、使用目的によってまさに千差万別です。本書はそんなきっぷに関する様々な知識の詰まった一冊です。各地の廃線を600枚のきっぷで振り返る「きっぷで巡る廃線紀行」のほか、キセル乗車との戦いや自動販売機の変遷、改札パンチのオモシロ話などきっぷに関する雑学がたくさん書かれています。あなたもきっぷの魅力に触れてみませんか。
新着資料案内
8月から11月の間に鉄道コーナー(大宮西部図書館)で受け入れた資料の一部を紹介します
- 『ラテンアメリカ鉄道の旅』 295.5/サカ さかぐち とおる 彩流社
- 『鉄道旅行週末だけでこんなに行ける!』 686.21/シヨ 所澤 秀樹 光文社
- 『鉄橋物語』 516.24/ツカ 塚本 雅啓 鉄道ジャーナル社
- 『鉄道車両技術入門』 546.5/コン 近藤 圭一郎 オーム社
- 『首都圏鉄道完全ガイド 主要私鉄編』 686.21/シユ 双葉社
- 『鉄おも!でんしゃの博物館大集合!』 686.06/テツ ネコ・パブリッシング
- 『新幹線とナショナリズム』 601.1/フジ 藤井 聡 朝日新聞出版
- 『アニ鉄!』 778.77/アニ ネコ・パブリッシング
- 『怪しい駅懐かしい駅』 291.36/ハセ 長谷川 裕 草思社
- 『ペンギンが空を飛んだ日』 686.51/シイ 椎橋 章夫 交通新聞社
編集後記
試行錯誤の創刊号でしたが、いかがだったでしょうか。皆様の豊かな読書生活の一助になれば幸いです。