Train Library No.18
あなたはもう読んだ?~オススメ鉄道本~
生涯一度は行きたい春夏秋冬の絶景駅100選 越信行/著 山と渓谷社 2017年
駅にも「旬」があり、それぞれの季節のほんのわずかな期間に一段と輝く表情を見せてくれる駅があります。サクラや菜の花が咲き乱れる駅、大海原と青空に映える駅、紅や黄に色づく木々に包まれる駅、白銀の世界へと誘う駅……。著者が訪れた約4500駅の中から、一生に一度は旅してみたい100駅を厳選し、四季ごとに紹介します。旬の絶景駅を訪ね、美しい日本の四季を楽しんでみてはいかかでしょうか。
読鉄全書-TRAIN MEMORIES 50- 池内紀/編 松本典久/編 東京書籍 2018年
「乗鉄、撮鉄、録鉄があるなら、読鉄もありますよね」と作られた本書。エッセイ、詩、旅行記、評論といったさまざまな作品で触れられてきた鉄道に関するお話が厳選され、ギュッと一冊にまとめられています。名前を連ねるのは錚々たる顔ぶれ。「Train Library」14号で取り上げた内田百閒や鉄道紀行文で名高い宮脇俊三といった鉄道界の著名人に加え、批評家小林秀雄、脚本家向田邦子、映画監督伊丹十三といった各界の大物も。皆の生活の一部に鉄道があったことが伺えます。
日本鉄道事始め 高橋団吉/編著 NHK「ニッポンに蒸気機関車が走った日」制作班/編著 NHK出版 2018年
1872年(明治 5 年)9月12日に日本初の鉄道(新橋-横浜間)が開通しました。当時、欧米先進国に半世紀近く遅れをとっていた日本の鉄道も現在はトップクラスの技術を誇っています。本書は150年前の明治の黎明期どのような経緯で鉄道開業まで至ったのか、またその時代に生きた人々の葛藤や奮闘の物語などをQ&A方式で解説しています。